「思い残し」を解消すれば、あなたは幸せになれる

夫婦関係を修復して、心から笑いあえる夫婦になっていく
カウンセラー 小澤典子です。 

突然ですが、今の夫婦関係を幸せなものにするか不孝なものにするかは、一体何がベースになっていると思いますか?
答えは、感情です。しかも、この感情は「今のもの」ではありません。

たとえば、過去に酷い失恋をしたとします。

「ああ、あの人のこと好きだったのに、なんで別れてしまったんだろう」と心のどこかでずっと後悔していたとしますね

すると、その後悔という悲しみと苦しみ、自分への苛立ち、罪悪感が、その後の自分を支配します。

たとえば、「もっと彼を大切にできたのに」という苦しみがある場合、あまりにも後悔してしまい、「じゃあ、もっともっとやらなきゃ!」と駆り立てられて行動するようになります。

すると、それが「過剰な、もっともっとやらなきゃ強迫観念」になり、極端に尽くす人になってしまうのです。

そうなると、結果は「犠牲的な夫婦関係」になります。

このように、私たちの思考や行動は、感情に引っぱられています。

そのため、何十年も過去の失恋や愛について消化できていない感情があると、それをベースに、どんどん輝きを失って、自分らしくない関係性を自ら築いてしまうのです。

こんなとき、大切なのは、もう過去の未完了な感情を引きずるのをやめること

あのとき、ああすればよかったな。

あのとき、もっとなんでこうできなかったんだろう

あのとき、もっと私に価値があれば。

過去の恋愛や夫婦喧嘩を引きずって、ある意味、愛していたからこそ、それだけ後悔してしまう。

だからこそ、「もっと愛せていれば」「もっとあの人がこう愛してくれていたら」と

いう想いを、ちゃんと消化してあげるのです。

具体的に見ていきましょう。

消化できない怒り

「もっと○○してくれればよかったのに!」

「なぜ○○してくれなかったの『」

このような、相手に対する怒りは、そのまま感じても大丈夫です。

同時に、ただ想像の中で怒りをぶつけるだけではなく、「本当は、私はどうされたかったの?」ということを見ていきましょう

大切なのは、ここなんです。

未消化の怒りを抱えているだけでは、「怒りを感じること」が続きます。

「本当はされたかった痛み」があるのですから、「具体的にどうされたかったの?」を、選び直していくんですね。

もっと丁重に扱ってほしかった

もっとちゃんと話を聞いてほしかった。

もっと抱きしめてほしかった。

もっと我慢させないで助けてほしかった

こうして、怒りの下にある「本当はもっと、○○してほしかった」を感じられると、

潜在意識がそれ以上の我慢をしなくなります。

すると、ほしいものに正直になれるため、それをもたらす現実がやってくるようになるんですね。

怒りでさえ、怒ったままではなく、こうして「糧」にすること。

こうやって、あなたが本当にほしいと思っている愛に、心を開いていくのです

消化できない後悔

「もっとあんなふうに愛していれば、違ったかもしれない」

「もっと優しくできていれば」

「もっと違う選択ができたら」

愛が壊れたとき、そんなふうに引きずる想いはわかります。

でも、後悔ばかりでは、人は先に進むことができません

ちょっと厳しいかもしれませんが、後悔だけしているということは、ただその感情に流されているだけなのです。

「もっとこうしよう」「もっとこうしたい」と目的を明確にすれば、その時点で、「失敗したときとは違うあなた」になることができます。

たとえば、

「もっと話を聞けばよかった」

「もっと素直になればよかった」

このとき、ただ思うだけではなく、「もし本当にそうしていたら、どんなふうに変わったかな」というところまで、具体的にイメージするといいでしょう

すると、潜在意識の中に、「新しい、人を愛せるあなたのパターン」が定着します。

消化できない悲しみ

愛していたのに。

でも、話さなくなった。

その苦しみや悲しみは、言葉で言いあらわせないものだと思います

そして、それを無理に言語化する必要もありませんし、忘れる必要もありません。

夫と出逢い、不器用ながらも愛した。

そのことは、あなたの宝です。

結果ではなく、「愛せた」ということが、生きているあなたの価値そのものだからです。

人は、いろいろな価値を、結果で計ります。

でも、大切なことは目に見えることではなく、その結果の裏側に、どんな想いがあったか」なんです。

人は誰かを求め、愛し、生きるもの。

これまで精一杯、人を愛せたのなら、悲しんでいてもいいんです。

前を向けなくても大丈夫。

ただ、愛した、愛せた、愛していた。

それだけを感じていてください

それは、ただの「悲しみ」ではなく、愛せたという、あたたかい涙です。

その涙はネガティブなものではなく、あなたの人間的なあたたかさですから
泣いて、涙を流すほど苦しみは消え去り、前を向けるようになる。

過去、どんなに苦しかったとしても、でもそれは「ただ過ぎたこと」

その想い残しがあったとしても、上手にこの瞬間にかかわり方を変えたとしたら

それは今すぐに、あなたの心の美しさと魅力に変えられる。

だから、ノータイムで、あなたはいつでも幸せになることができるのです。

 奇跡を起こすポイントは過去の感情は、感じて癒やせばいい。

 

もし一人では乗り越えるのが難しい場合はご相談ください。

新たな夫婦関係を再構築していくことができます。