カウンセリングや体験の問い合わせに
こんなことを言われるケースが増えてきています。
・夫の浮気グセを直してください。
・妻が別れたいと言っています、なんとかしてください。
・夫が無視してくるのでカウンセリングを受けさせたい。
・妻が買い物依存みたいで困ってるので直してほしい
など。
自分ではなくて相手の行動に困っているので
相手を変えたい！
カウンセリングを受けさせたい
相手を直してほしいというものです。
これは、相談がご自分ではなく
相手を何とかしてくれというのはやってはいけないんです。
それを言われた側はどう思うでしょう?
考え方が間違ってるよ、カウンセリングを受けてきて！
そう突然言われたら誰でも言われた側は
自分を否定されているように感じて怒ります。
もし、あなたが言われたらどう思いますか？
ちょっと、いや、かなり嫌な感じがしませんか？
そんな嫌なことを相手に言っていたり
思っている自分に気付いていないのは
大問題。
その問題は相手の問題で
自分とは無関係だと思っているかもしれません。
でも夫婦関係という特別な関係は
自分自身の思考が問題になることが多いのです。
相手が変わればいい
思い通りに変わってくれたら
私は辛くないし楽。
自分の内面の問題に向き合わず
相手を変えようとする人は
夫婦関係がこじれているケースが多いんです。
カウンセリングや体験では
相手を変えてほしいので受けさせたい
という場合は基本お断りしています。
本人が受けてみたいという希望がある場合は受けれます。
また、こんな悩みがあって
どうしたらいいのかわからない、というとき
ご相談されるのは大丈夫です。
この違いはわかりますか?
相手を変えようではなく
自分がどうしたらいいかという点です。
だから相手にカウンセリングを受けさせて
この人を変えてほしいだと問題は解決しません。
それはコントロールですから。
以前、ある女性が夫が浮気をするかもしれない
この人が浮気性だからなんとかして欲しい
という相談をされたんです。
話を聞くと相談者の女性の問題であり
夫にはカウンセリングの必要はなかったんです。
その女性はいつも夫に浮気を疑い続け
仕事にちゃんと行っていたのか？
会社の飲み会に女性はいなかったのか？
いつも疑い続けていたんです。
夫も結婚したばかりの頃は
優しく対応していたのですが
次第に妻から疑われ続けることに疲れ
妻への対応が冷たくなりはじめたのです。
冷たい対応に、その女性は
ますます不安を自分で大きくして
浮気してるに違いない、もっと私を愛してほしいのに！
こんなに私は頑張ってるのに！
心はいつもイライラとモヤモヤが晴れない状態。
自分で不安を大きくさせて
夫は浮気しているという妄想に駆られてしまい
夫を疑い続けてしまう。
自分から夫婦関係を悪化させていることに
気付いていなかったんです。
この女性は浮気されて自分は見捨てられる
そんな思い込みを信じていました。
まずはご自身の不安を解消することから
はじめていきましょうか？と提案しましたが
「いえ！夫を変えてほしいんです！」
自分は悪くない
夫が冷たいから悪い
夫が変われば幸せになれるのに！
そんなふうに頑なに信じていたので
私の提案を受け入れようとはしませんでした。
反対に、浮気を疑ってしまって苦しいから
そんな自分を変えたいです。
というご相談もあります。
この場合は夫婦関係がとても良くなっていきます。
自分も不安がゆるんで楽になるし、
相手も信頼してもらえるようになれて
お互い愛と信頼を再構築できるようになるのですから
一緒にいて心地が良くなるんですね。
同じ悩みなのに相手を変えようとするのか
自分が変わろうとするのかで
天と地ほどの結果が変わります。
相手を変えたいという気持ちは
ますます不仲になる危険なもの。
パートナーを変えようとすることは
悪化する元なので、やってはいけない。
まずは、あなたがパートナーによって
何にどんなことに困っているのか
向き合う勇気が大切。
そこにパートナーシップの問題解決のヒントがあったり
自然と問題が消えていく可能性ありですよ。
ということで、
相手の問題を解決しようとしないことと
自分が何に困って何を解決したいのか?
まずはこちらが最優先です。
夫婦関係は特に自分。
自分の思考で悪い方にも
良い方にも変えていけますからね。
その意味では自分次第です。
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