夫源病が理由で離婚したい!その場合の対処法と手順とは

「夫にイライラする」「夫がいると体調不良」[一緒にいたくない!」

1人で耐えていませんか?

結婚するときは、幸せになれると思っていたのに現在、一番のストレスが夫になって離婚したい。
そんなあなたは「夫源病」(ふげんびょう)かもしれません。

令和2年の国内での離婚件数は 19 万 3251 組でした。もちろん、離婚原因は人それぞれです。
そのようななか、芸能人の上沼恵美子さんによる発言から広く知られるようになったのが
「夫源病」と呼ばれる状態です。
病という名がついていますが、これは医学的な正式な病名ではないのですが広く呼ばれています。

夫源病により離婚できる可能性や、離婚する際の対処法などを解説します。

夫源病とは?

夫源病(ふげんびょう)とは、読んで字のごとく、夫が源(原因)となって、妻の体や心が不調になる「病」気になったかのような不調をきたしている症状を示す概念になります。
夫の何気ない言動が、妻にとっては心が傷つくことやストレスとなり、頭痛・めまい・動悸など心身に不調が起きる事。
ストレスから血管は収縮し、血圧も上昇するので長年血管に負担がかかると、内壁が損傷したり、柔軟性がなくなり、最悪の場合、動脈硬化、心筋梗塞などを引き起こす可能性が高くなり、長引くと、命にかかわる病気になる事もあると言われています。

医学的な病名ではありません、大阪樟蔭女子大学教授で医師の石蔵文信氏が男性更年期外来で中高年の夫婦の患者を診察する中で妻の不調に気付き、命名したものです。この逆で、妻の何気ない言動が原因をストレスに感じ夫が不調になる症状を「妻源病」と呼ばれています。

実は夫を持つ女性なら、年齢はいくつであっても誰でも夫源病にかかる可能性があるのです。

夫源病になりやすい妻は、夫の上から目線の言葉や自分勝手な言動にずっと不満を感じているのに
長い間耐えてきた妻だと言われています。特に更年期を迎えた40代から60女性が多いとされています。

本来は「更年期障害」とされてきた中高年の女性の体調不良の原因の多くは、実は夫や結婚生活の疲れではないか?との見方もあります。
夫源病は更年期の中高年女性だけに見られる症状ではなく、30代や
40代の若い世代や60代の高齢女性にも多く見られます。
夫を持つ女性なら、誰でも夫源病になる可能性はあります。

夫源病の具体的な症状

このような症状に気づいていますか?

<夫源病のサイン>

  • 夫が家にいる週末は気が重く、頭痛。平日は夕方からイライラ
  • 夫にストレスを感じると動悸やめまいがする
  • 不調に悩んでいたが、夫が長期出張に出ている間は治っていた
  • 夫の身勝手な発言を聞くと、顔にのぼせやほてりが起こる

夫が会社や出張で家にいないときは症状が出ない(軽くなる)
夫の態度や言動によって症状が重くなる、などの因果関係に心当たりがある場合は、夫源病の疑いが濃厚といえます。

医師からこんな病名を宣告されたら「夫源病」の可能性大

次のような体調不良、または精神的不調があるとき、夫源病の可能性が高いです。

  • めまい(メニエール病、耳鳴り、難聴を伴う原因不明の病気)
  • 動悸(どうき)
  • 頭痛
  • 肩こり・腰痛
  • 胃腸の不調
  • 本態性高血圧症(原因が特定できない高血圧)
  • 突発性頭痛、突発性難聴
  • 原因不明の高血圧
  • 不眠
  • 自律神経やホルモンのバランスの乱れ
  • うつ病の発症
  • 倦怠感、やる気が出ない
  • イライラ、落ち込みなど、情緒不安定

夫源病は正式な病名ではなく概念とされるので、この症状があるから夫源病だと病院で医師から診断される正確な定義はないのですが。
不調がいつまでたっても良くならない、病院で調べても原因がわからない、薬を飲んでも治らない場合や
夫が帰宅する時間になると動悸や気分が悪くなる、夫と一緒に外出したり、休日一緒に過ごす予定があると気分や体調が悪くなるなど、夫となにかしら関わると体調が悪化してしまう場合や、精神的にも不安定になってしまう場合は夫源病の可能性が高いでしょう。

そして、いわゆる「亭主関白な夫」このタイプの夫は、夫源病の原因になりやすいです。20、30代の妻でも夫源病を発症するケースでは、夫が家事育児を手伝わないかったり、妻が働いていると仕事で出世や活躍、起業などへの妬みや
育った環境による価値観や性格の違いなどが原因になるようです。

夫婦関係でこのようなことに悩んでいるなら夫源病かもしれません。

□夫のことでストレスを感じている

□夫が家にいる週末は頭痛、体調不良になる

□夫のことを思い出すだけで動悸やめまい、体調不良が起こる

□夫が出張の間は体調が良好だったが、帰ってきたら体調不良になった

□夫の身勝手な発言を聞くと、顔ののぼせやほてりが起こる

□夫の帰宅時間になると、腹痛や頭痛、動悸などの体調不良が起こる

病院に行ったり、薬を服用してもよくならない

□ 夫が会社に行っている時間は心が休まる

□夫とこの先何十年も一緒だと思うと憂うつになる

不調がいつまでたっても良くならない、

正しい治療法が分からない、気づきにくい夫源病の原因は、夫婦関係の問題です。

上記は夫源病の症状です。心当たりはありませんか?

最も症状が出やすいのは、
「夫が帰宅するとき」「家に夫がいるとき」「夫と意見が合わないとき」
夫の言動によってその症状がでていませんか?

そして症状が出ない(軽くなる)のは
夫が仕事や出張で家にいないとき」「夫が用事で家にいないとき」
ホッとして心身が軽やかになるなら、夫源病の疑いがあります。

自分が夫源病だなんて信じられないと思いますが
あなたは心の中で無意識に夫をストレスと感じているから
夫と一緒にいることで心と体の不調を感じているのです。

夫源病を理由に離婚できるのか?

夫と一緒にいることで心身が辛いと、夫に対して愛情も冷め始めて離婚したいと思いはじめることもあります。では夫に夫源病で離婚したいと申し入れて離婚できるのかというと、夫が離婚を認めれば円満に離婚が成立します。原則として、日本では話し合いを通じてお互いに離婚合意に至る場合は、その理由を問われることはありません。

ただし、妻が夫源病と呼ばれるような心身の不調が症状があらわれてしまう夫婦関係なら、夫の多くが妻の不満や不調の原因が自分だと気づいておらず、妻から突然、夫源病だからという理由で離婚を申し入れられると、その事実を受け入れられないケースがほとんどです。
年代や家庭の事情によって離婚自体をしてはいけないと拒否感を強く持っていたり、世間体を気にする夫だと、簡単には離婚に応じない可能性が非常に高いと考えられてます。

もし、すぐに離婚ができない場合は、法的手続きをして離婚を主張することとなります。
民法では、片方が離婚に応じない場合は、もう片方からの申し立てで離婚が認められる「法定離婚事由」という民法が定められています。

具体的には、以下のような事が認められると、相手が離婚を拒んでいても、裁判を通じ離婚することができるでしょう。

(裁判上の離婚)

民法第770条、夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

  • 配偶者に不貞な行為があったとき
  • 配偶者から悪意で遺棄されたとき
  • 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
  • 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

引用元:民法第770条

夫源病が法定離婚事由にだと判断されるかは、非常に難しいケースです。
状況や夫婦関係次第で「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に該当すると判断されるかもしれません。

「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」これが法定離婚事由として認めらた場合は、夫が離婚を拒否していたとしても離婚することが認められる可能性があります。
そのためには夫との価値観や性格に大きな隔たりがあり、それが原因でストレスを受け続け、体調不良、精神疾患等が生じたという事実関係を証明できなければいけません。

相手が離婚に応じない場合の対処方法とは

こちらがどんなに心身の不調を訴えても夫が離婚の話しあいに応じない、離婚に合意しない、そんな場合は離婚に向けてステップを進める必要があります。
まずは調停を申し立てます。調停でも合意できない場合は、裁判に移ります。
ここでは、離婚への各ステップについて解説します。

●別居をする
夫源病の症状は夫と一緒にいることで引き起こされることがほとんど。場合によって、別居など距離を置くことでお互いに冷静になり、互いの大切さに気付くケースもあります。夫の存在がストレスで体調不良や精神的につらいなら、まずは、体と心を整えることを優先しましょう、その場合は、夫から物理的に距離を取る必要があります。

夫に、真正面から別居を告げることが難しいなら、夫が仕事中や家にいないときに書き置きを残して家を出る手段もあります。しかし、衝動的に家を飛び出すのではなく、きちんと計画を立ててから別居すること。実家に頼れるなら実家、または一時的に住む場所や、当面の生活費を事前に用意しておくことを強くおススメします。

●調停をする
別居しても夫に対しするストレスを感じ続け、関係性が改善しない、夫が離婚に応じない。
そんな場合は家庭裁判所に調停を申し立てをしましょう。調停とは調停員が双方二人の間に入って、双方の夫婦関係を今後どうしたいのか、また言い分を聞いて双方に和解案を提示するものです。
原則として、調停では話し合いを行う際、夫と別室で聴取されるので夫と顔を合わせる必要はありません。

しかし夫の主張を調停員を通じて間接的に聞くことになります。そして調停員によっては夫側の主張に同情的になったり味方になったりする可能性もあります。すべて自分ひとりで対応しようとすると、多少のストレスは覚悟しておく必要があります。
ストレスからうつ病になったり、落ち込んでうまく進めなくなることもなるので、そのような事態を軽減するためには、カウンセリングえお利用しながら離婚を進めるのもひとつの手段です。

●裁判を起こす
調停で離婚が成立しなかったら訴訟に移ります。訴訟の場合は「法的に離婚が認められる事由が存在するかどうか」が争点になります。夫源病を原因として離婚を主張する場合は、その夫源病の証拠を集め
あなたが夫源病であり婚姻関係の継続が不可能だという主張が事実であると立証する必要があります。

夫源病で離婚する際に夫に請求可能なお金

夫源病を理由に離婚する際、夫に請求できるお金を解説します。

◆慰謝料
離婚の際の「慰謝料」とは、離婚によって被る精神的苦痛に対して支払われるお金のこと。
離婚理由として「性格の不一致」や「価値観の相違」など、どちらかが一方的に悪いわけではない場合は、慰謝料の請求ができなくなるので夫源病の場合は慰謝料が請求できない可能性があります。
一般的には、夫の不貞行為やモラハラ、暴力など、被害が明確なケース、証拠まであれ
ば、慰謝料の請求が可能になるので
夫源病の原因が、夫の不貞行為や暴力モラハラであることが明確で、その証拠もある場合は慰謝料を請求できる可能性があります。

◆財産分与
妻が専業主婦であっても、財産分与の請求が可能です。婚姻生活中、結婚してから別居するまでに夫婦の二人で築いた預貯金や、不動産や共有財産は、離婚の際にそれぞれの貢献度に応じて分配でき原則2分の1受け取れます。すでに退職金を受け取っているのであれば、婚姻年数に応じた退職金も分割が可能です。配偶者の資産によっては、期待するほどの財産がなかったり、高額な財産を受け取れることもあります。
離婚を急いぐあまり、夫婦の財産について細かい取り決めをしなかったばかりに、もらえるはずの財産をもらわないまま別れることなってしまいます、法律上認められている権利ですので、落ち着いて取り決めをすることが非常に大切です。

◆養育費
離婚時にきちんと取り決めておきましょう。親が課せられた義務なので免れることはできません。
成人していない子供を妻が引き取るのであれば夫の収入や子供の人数、年齢に応じて養育費を請求できます。早く離婚したいために要らないなどと言ってしまった場合な、あとから子供の将来の進路に響いてきます。後から養育費の請求をしても支払いたくないと言い逃れをする夫だと難航します、実際に離婚時に口約束で決めたために養育費が貰えないと悩む方は約7割もいます。養育費と支払う父親は3割しかいないという実情があります。
養育費の請求権は、子どものためのものです。子供のためにも離婚時に離婚時にきちんと取り決めましょう。

◆年金分割
年金分割は,離婚した場合に,婚姻期間中の保険料納付額に対応する厚生年金を分割して,それぞれ自分の年金とすることができる制度です。夫がすでに年金を受給している、またはは年金保険料を支払い受給予定がある場合は
年金分割の手続きを最寄りの年金事務所または街角の年金相談センター行うことで、年金を分割することができます。
年金分割の手続きは,原則として,離婚の際に自動的に分割されるのではなく、自分で手続きを行わないといけません。離婚をした日の翌日から2年を経過すると,請求できなくなりますので注意が必要です。

◆婚姻費用
法律上婚姻関係にある夫婦で分担する家族の生活費のことをいいます。
夫婦が婚姻関係にあれば、法律上互いに生活を助け合う義務(扶養義務)がありますので、別居している場合でも姻費用として生活費を分担しなければなないので婚姻費用を請求できます。婚姻費用とは妻もしくは夫が生活するために必要な費用
別居開始から離婚成立するまでの間、受け取ることができるので、遠慮せず必ず請求しましょう。

離婚の相談をカウンセラーに相談するメリット


夫源病を理由に離婚を考えている方は、なるべく早い段階でカウンセラーに相談することを強くおすすめします。
離婚をしたいと思うほど心身の不調であるなら、夫源病の原因となる夫はモラハラに近い態度で妻に接するため、ストレスがたまりつらく苦しい毎日を過ごされているからです。
そのうえ離婚の話し合いでストレスを受けるために離婚の話し合いが続くほど、夫源病が悪化する危険性が高いのです。

精神的に不安定だと離婚する気力が続かず、また長い間、夫源病に苦しみ続けてしまい、離婚する気力や体力までなくなってしまいます。そうなると、また心身がストレスが限界に来た時に、夫と向き合い離婚の交渉と合わせて金銭の請求交渉を行うことは難しいでしょう。
しかし、カウンセリングを受けて気持ちを前向きに元気にすることで、離婚をしっかりと主張し、新しい人生を踏み出すことができます。

夫源病が原因で離婚したい場合に、カウンセラーに相談するメリットは「夫から解放される」という精神的なメリット
財産分与や養育費請求で有利な立場に立てるという金銭的なメリットもあります。

今まで、長年、夫源病で苦しんできた、悩んで別々の道を選んだのなら、これ以上苦労をする必要はありません。
カウンセリングで今までのストレスこれからの不安を解消したら、新しい人生に進んでいくことに専念しましょう。

まとめ

夫源病の症状が現れている場合、夫と一緒にいることは苦痛でしかありませんよね、離婚を検討することは当然のことです。
ただ、夫が離婚を簡単に認めないケースが非常に多いので、家庭内はさらにギクシャクして離婚のストレスから、さらに症状が悪化していくこともあります。一刻も早く夫から解放されるためにも、離婚を検討した段階でカウンセラーにご相談ください。
私も過去に夫源病で苦労したので、あなたの辛い気持ちに寄り添うことはできます。離婚ではなく修復の道も開けるかもしれません。

夫源病を理解、克服して夫婦円満に戻る道もある

上記では夫源病に苦しみ離婚したい方に向けてお伝えしてきましたが
本当なら離婚はしたくない、夫にイライラすることなく心穏やかに、結婚生活をやり直したい。

そんなお気持ちがまだある方のために「夫源病」を徹底リサーチ
夫源病をより理解して改善できる方法を解説していきます。

何をしても夫源病が良くならないのは…

いろんなストレス解消も試したし病院も行ったけど気分も体調は全然良くならない、
それどころか悪化しているように感じる。

あの夫のせいだ。私は被害者、そう思ってるかもしれませんが
夫源病の本当の原因は夫ではなく、あなた自身のせいでもあるのです。

え?そんなはずはない!

と思うかもしれませんが、自分自身で夫源病を望んで悪化させている場合があります。

人間には顕在意識と潜在意識があり自分の潜在意識が今の困った現実を作り出しているんです。
この潜在意識の記憶の中に夫源病の根本原因があります。

過去の記憶に原因があるから同じような問題が繰り返し起こるのです。

幼少期の親との関係、トラウマ、思い込み、など

過去の記憶なんて言われてもどうすることもできない、と思われるかもしれませんが
夫源病改善プログラムなら原因を見つけ解消することができます。

何も難しいことはしなくてもいいのです。
相手を変えようとするのではなく、自分が変わると決めたら夫源病は改善できて

夫婦ずっと仲良く暮せる

夫と互いに尊重しあって過ごしていける

夫婦円満に生活

ネガティブ思考から抜け出せる

ということが叶っていきます。

妻のストレス源になりやすい夫とは

あなたの家庭は大丈夫ですか?夫源病危険度チェックリスト

チェックシートで夫のことを確認してみませんか?<夫源病の原因になりやすい夫チェック>

夫源病の引き金になる夫の行動

□何度言っても部屋を散らかしたり、だらしない姿でいる

□お金を浪費したりギャンブルに使う

□家事を手伝わないが口は出す

□「ありがとう」「ごめんなさい」はほとんど言わない

□家族を養ってやってると思っている

□自分の行動には甘くて妻に厳しい

周囲からは「優しい夫」「イクメン」と思われている

□言葉に思いやりがなく上から目線の発言が多い

□妻が一人で出かけるのを良く思わない

□喧嘩になると暴力がある

□隠れて浮気をしている

□お酒を飲むと愚痴や暴言が増える

□車の運転が乱暴で他の車の運転に文句を言う

□自分本位なセックス

3個以下 ⇒ まだ夫源病ではなさそうですがストレスがたまってきていますね。

5個7個 ⇒  夫源病になりやすい状態です、不満をため込まないようにストレスを適度に発散させましょう

8個以上 ⇒ すでに夫源病かもしれません、心身共に悲鳴を上げていませんか?早めに対策をすることをお勧めします。

このようなタイプの妻が夫源病になりやすい

実は夫源病危険度チェックリストで1個、2個しかなかったけれど夫源病になってしまう人もいます、それはどんな人かというと

□嫌なことがあっても我慢しなければいけない

□責任感が強く、自分の役割をこなさなければいけない

□感情を出したり、人に自分の意見を言うのが苦手

□「いい妻」「いい母親」でいないといけない

□周りからどう見られているか世間体が気になる

□小さなことを気にしてしまう

□家事は自分の仕事だから手伝ってもらうのは悪い

□外で働かず専業主婦でいたい

□ストレスの発散ができない

上記に当てはまるタイプの人は、少し嫌なことがあっただけでもストレスを感じてしまいます。

周りから見ていい妻でいなければと「私が我慢しなきゃいけない…」「夫は外で働いてるんだから文句を言ったらいけない」などの思いから、夫に対する不満を自ら否定して、知らない間にストレスは大きくなっていることがあります。

そして「いい妻」「いい母親」でいなければいけないと思う人は

夫と子供に対しても「いい夫」「いい子ども」であってもらいたいと過度に期待してしまいます、しかしそれが思い通りにいかないと、「こんなにがんばってるのに…」と、かえって自分自身のストレスとなる場合もあります。

今からできる夫源病の改善方法

プチげんかのすすめ

夫源病が始まるのは、夫婦の会話がなくなることからと言われています。
夫の言動が変わってほしいと思っているだけでは変わりません、変えるには、まず自分の要求を相手に上手に伝えることが大切です。自分の要求を押し付ける言い方ではなく「こうしてくれると嬉しい、助かる」こんなふうに伝えてみましょう。

また、夫の言動にイライラしたときは不満をため込まず、その場で夫に素直に気持ちを伝えることが大切です。

自分の気持ちを素直に夫に伝えると、夫は反論してきたり妻に対して不満を言ったり不機嫌にな態度をとるかもしれません、当然夫婦喧嘩も起こります。
しかし、口喧嘩も立派なコミュニケーションのひとつです。夫婦喧嘩をしたくないと我慢して黙り込んでしまうと、意思の疎通がなくなり、一緒に暮らしていても、相手が何を考えているかわからなくなってしまい、相手に対するイライラ、悲しみ、怒り、など嫌悪感は募る一方になってしまいます。
そこまで問題を大きくしないために、気軽に本音を言い合える夫婦関係を築くことが、プチげんかの目的です。

プチ別居のすすめ

夫に不満を伝えても、黙り込んだり、無視をしてプチげんかが成立しない
「一緒にいるのも不快」「そばにいるとつらい、苦しい」というほど妻の嫌悪感が増大している場合、夫源病の症状は悪化してしまいます。そのような状態なら、一時的に夫から物理的に距離を置くことが改善の方法でもあります。

妻がしばらく家を出るなどして、お互い冷却期間として頭を冷やすのにおすすめの方法が「プチ別居」です。
夜の外出や一人でカフェに行くことから始めて少しずつ家を空ける時間を慣らし、週末3~4日の旅行をするなど、少し家を空けてみてはいかかでしょう。
プチ別居で夫から距離を置き、お互いが一人になることで、冷静になり、夫の気持ちにも変化が生じてきます。妻がいないと寂しさを感じ、妻の存在のありがたみを感じたり、または、「妻がいないと気楽だた」と気づいたりして、妻に対する態度が変わることがあります。
プチ別居の目的は、離婚ではなく「夫婦関係の再構築」です。夫と適度な距離感を取るための練習。練習なので一度だけでなく、しばらく時間を置いて何度か繰り返してみると、夫を「妻の不在」に慣れさせることができ
少しずつお互いに心地よい距離感の夫婦関係を再構築のきっかけにもなります。あまりに長い別居になるとお互いの心は離れて離婚に向かっていきやすくなるので注意してください。

本音のコミュニケーションをとってみる

夫源病は、夫婦のコミュニケーションがなくなることから始まります。
夫の言動を変えるには、自分の意見をまず夫に上手に伝えることが大切です。

意見を押し付けるのではなく「こうしてくれると嬉しい・助かる」と優しく伝えてみましょう。
また、夫の言動にイライラしてしまったら、その場で素直に気持ちを伝えてみることが大切です。

自分の気持ちを夫に伝えると、夫も妻に対して反論してきたり、
口論となってしまうかもしれません、しかし、口論は立派なコミュニケーションの一つです。

夫婦喧嘩を恐れて黙り込んでしまうと、コミュニケーションがなくなります。

結婚したのに相手の考えが分からなくなりますし、
この状態で妻は満足しているんだと夫に勘違いをさせたままになってしまいます。

そのままお互いの意見の相違がある状態を何年も過ごしていると
いつまでたっても問題は解決しません。

勇気を出して、ひとつでも本音を言うことでコミュニケーションが生まれます。

距離を置いてみる

夫とのコミュニケーションが難しく「一緒に暮らすのがつらい」
と感じながら暮らすと夫現病の症状は悪化してしまいます。

とにかく一時的でも夫と距離を置くことが大切です。
帰れるなら実家に帰り、心身が安定するまで頼れる人の元にいることをおすすめします。

子供がいたり仕事などの都合で何日も家をあけれない時は
2、3日でもよいので家から離れてみましょう

夫から距離を置くことで、お互いが冷静にもなれます。

距離を置くことで夫にどれだけ妻が悩んでいたのかが伝わり
夫も真剣に夫婦関係に向き合おうと考えてくれるようになります。

一時的に距離を置く目的は離婚ではなく「夫婦関係の再建」です。
黙って距離を置いてしまうと夫婦関係に大きな溝ができてしまうので
距離を置く前に夫婦二人の未来をどうしていきたいのか伝えてみるといいでしょう。

思いを伝えるのが苦手なら手紙でもいいかもしれません。

ストレスが限界…自分一人でもできるストレスマネジメント

毎日、夫へのイライラをグッと我慢してため込んでいると、ストレスがたまり堪忍袋の緒が切れて、結婚生活に疲れた…と心身の疲労から夫源病が悪化してしまいます。そうならないために、怒りや不満を感じたときは、できるだけその場で早めに自分のストレスを解消を心がけましょう。
日々の怒りや不満をうまく自己処理するための、一人でできるストレスマネジメント法をご紹介します。

自分自身で夫のストレスを発散してみる

夫へのイライラを一人で我慢していると
耐えきれなくなり爆発してしまい夫源病は悪化してしまいます。

そうなることは、心も体もつらく苦しくなるばかりです、そうならないように
夫に対して怒り、悲しみ、不満など感じたときは早めにストレス解消をしていきましょう。

  • 大声を出す、叫ぶ
    大声で叫ぶと、自分の中にわだかまっていたストレスが外に出て気分がスッキリします。しかし、大声で叫ぶ場所がないのが現実です。そこでおすすめするのが、一人カラオケ。個室で好きな曲を大声で歌い、マイクで夫への不満などを大声で叫べば、ストレスも飛んでいきます。
  • 涙を流す
    涙を1粒流すとストレス解消効果が1週間続くことが医学的にも証明されています。好きな小説、映画、音楽、ドラマ、感情移入して感動の涙を流すことにより、スッキリとした気分になります。乱れた自律神経も整いリラックスもできます。
  • 友人にグチを聞いてもらう
    仲の良い友人などを相手に、夫に対するストレスや出来事を聞いてもらうことです、聞いてもらうことで、スッキリして元気になりますが、注意したいのはあまり長い時間グチを話すと聞いている方は疲れてしまいます、長くなりすぎないようにして、グチを聞いてくれた友達には笑顔で「聞いてくれてありがとう」とお礼を伝えることで友人関係も良好を保てます。
  • 物に当たる
    人に八つ当たりすることはいけませんが、枕やクッションを叩くのがいいです、柔らかいもので自分が傷つかない物に当たるのなら、問題ありません。ゲームセンターにある大きなモグラたたきやパンチングマシーンでもいいかもしれません。
  • 小さな秘密を持つ
    他の男性との不倫や借金をしてショッピングなど、夫婦関係を崩壊しかねない秘密は問題ですが、夫に内緒で、エステやマッサージに行ってみる、贅沢なランチを食べる、日帰りバス旅行に行ってみる、そんな程度の秘密ならいいかもしれませんね、ちいさな罪悪感があると、夫に対しても不思議と優しく穏やかな気持ちになれます。

このように夫源病解消方法はいくつかあります、自分にできそうなものからひとつでもはじめてみてくださいね。

「夫源病」があれば「妻源病」もある

これまで夫のストレスが原因である夫源病を書いてきましたが
夫現病の逆の「妻源病」もあります。

夫が妻のストレスが原因で自律神経やホルモンのバランスを崩し
うつ、めまい、吐き気、不眠、動悸、腰痛、肩こり、頭痛といった症状が現れます。

これもまた妻の何気ない一言や家事や育児に対する考え方の違いなどからはじまり
夫は家に居場所がないと感じだし、仕事が終わってからまっすぐ家に帰りたくないと思ってしまったり
そして体調まで不調になっていきます。

そんな時は妻源病を悪化させないためにも
夫源病の対策と同じようにコミュニケーションをとったり、距離を置いてみたりしてください。
そうしてお互いにちょうどいい距離を見つけていきましょう。

夫源病を改善して心から笑いあいたいあなたへ

あなたが「離婚までしたくない」「一緒にいて笑いあいたい」「仲良く心穏やかでいたい」
そんな思いがあるなら、夫源病の根本から解決して理想の夫婦になることは可能です。

自分の思考パターンを変えていくこと、コミュニケーションスキルを上げることで
夫婦で一緒にいても心地よい状態を保てるようになるのです。

夫婦で仲良くやっていきたいのにうまくいかないなら
コチラのプログラムがおすすめです。

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