Q 相手が離婚に応じてくれないのでどうしたらいいでしょうか?

相手に愛情があったり子供がいたりする場合は、一緒に住むほうがメリットを感じている場合は
すぐには離婚に応じることはできません。
何年も我慢していたんだからすぐに離婚できるはずと思っていたとしても
言われた側は突然離婚してくださいといっても、すぐに受け入れることはできません。
なぜ離婚したいのかを、伝えなければ始まりません。
話し合いができないのなら、調停に進むのもひとつの選択になります。

本気だと伝わるには別居という手段もあります。

Q 調停で弁護士に依頼する必要はありますか?

調停は話し合いの場です、当事者で話し合って合意できるのであれば、その方法が一番良いでしょう。自分の言葉で離婚したい気持ちを伝えることが望ましいです。
仕事が忙しく調停に出席できない場合は、代理人として弁護士に出席してもらうという方法もあります。ただし、弁護士はこちらの意持ちを伝えるだけで相手の条件に即答出来ません。
しかし調停で離婚に合意した場合は条件面であなたに変り自分で言いにくいことは代弁して下さるのも事実です。

Q どんな弁護士を見つけたらいいですか?

ホームページで「離婚 弁護士」と検索するとたくさん出てくるかと思います。
まずはこの人と決めずに3,4人の弁護士と面談してみて自分の気持ちに寄り添ってくれる、頼りになると思える
意思の疎通が図れる弁護士を見つけられることをお勧めします。
依頼する場合は委任料、成功報酬まで確認しておくこともお勧めです。

Q 弁護士と信頼関係が築けません。

離婚できるように法律をもって解決しようとしてくれますが
すべての弁護士が親切に詳しく説明してくれるわけではありません。

はじめはわからないことだらけなので聞きたい疑問などは遠慮なく聞くこと。
自分から弁護士に歩み寄ることで信頼関係は作れますよ。

Q 夫ですが子供の親権は取れますか?

お子さんが小さいほど母親のほうが親権は有利に取りやすいとされていますし、父親は経済的援助が望ましいという
日本での考え方が根づいていますが、子供にとってどちらの環境がいいのか、夫でも一緒に暮らしている、自分の親と暮らして子供の面倒を見てくれる場合は夫でも親権はとることは可能ですよ。

Q 先日、突然妻が出て行きました。離婚しようと決意しました。どう行動すればいいですか?

離婚してもいいと思っても勝手に離婚届けは出さないでくださいね、後から揉めることになりますから。
まずは妻からの離婚請求を待ち、 その後、お互いの離婚条件を話し合い離婚条件を決めます。
お互いの財産はどうするのか、子供の養育をどうするのか離婚協議書や公正証書を作成することをお勧めします。
そして、すべての話し合いや書類の作成が終わったら 離婚届にサインし、市町村役場に提出すると離婚ができます。

Q 結婚5年目の妻ですが、離婚したら慰謝料をもらえますか?

慰謝料は相手に過失がある場合(モラハラ、暴力、浮気など)
支払う財産がある
支払う意志がある
この3点が揃った場合にのみ慰謝料を貰う事が出来ます。

ただ離婚すれば貰えるというものではありませんし、慰謝料目当てで離婚しても、相手の過失がなければ特にそれほどの金額はもらえないままの離婚になるのであまり当てにしないように。

Q 浮気の証拠「携帯電話のメールのコピー」は使えますか?

誰がみても言い逃れが出来ない証拠は必要です。
肉体関係があったという証拠がないといくらでも言い訳ができてしまいます。
そのメールのコピーに肉体関係のある内容や画像があるなら
裁判や慰謝料請求で使うことができます。

Q 妻が実家に帰ったので会いに行くと警察を呼ばれました。どうしたらいいですか?

過去のあなたの言動を妻がDVと思っているから警察を呼んだのだと思います。
たとえそんな事実がなかったとしても、どうしても離婚したいがために
DV、モラハラがひどかったとでっちあげて離婚に持ち込もうとする妻もいます。
相手の離婚への意思は相当固いので、この場合は修復は難しいです。

Q 調停では有利に進めるにはどうしたらいいですか?

事情説明書を作成しておく(時系列に沿って書く、事実だけを書く)
調停委員と良好なコミュニケーションをとる(調停委員とケンカしない、ただし、譲れない線はもっておく)
焦って合意しない(譲歩できる点・できない点を意識する)
落ち着いて自分の気持ちを素直に調停員に伝えていきましょう。

Q 調停員を味方につけると有利と聞きました、どうしたら味方にできますか?

調停では,別々に調停室に入って調停委員と話をすることになり,相手と直接話をすることができません。意見・希望を伝えることも,相手への説明・説得も,調停委員を通じて行うしかないのです。ですから調停委員に,相手を説得する気にさせる必要があります。

事実を話し、自分の意見の正当性を伝える
自分のつらい気持ちを分かってほしいと、今までの苦労話、不幸話をすると時間がすぐなくなります。
事実をそのまま話すほうが好印象です。

誠実を心がける
誰でも,無礼な人に協力したくはありませよね

・譲歩しない人物と思われるようにする
簡単に譲歩する人物と思われるよりは,譲歩しない人物と思われる態度が有効となります

・調停委員の意見に怒らない
調停員は中立ですが、たとえカチンと思うことを言われても冷静に反論しましょう。