モラハラとは「モラルハラスメント」の略語です。
最近よく聞く「モラハラ」という言葉、聞いたことはあるけれど、モラハラとは具体的にどのような言動がモラハラに当たるのか知らない人も多いようです。 今回はモラハラ夫の特徴と対処法をお届けします。
モラハラとは?
モラハラをひと言で説明するなら、精神的な暴力・嫌がらせ。
- モラル=倫理・道徳
- ハラスメント=いやがらせ
その名称通り「倫理・道徳に反したいやがらせ」であり暴力などの物理的な見える暴力ではなく、精神的な攻撃のことを指し
セクハラやパワハラよりも軽く思われがちですが、陰湿ないやがらせ行為によって被害者の精神をじわじわと追い詰めるという特徴があります。モラハラやパワハラ、実際はそれらと同等かそれ以上に大きな深刻な問題なのです。
閉鎖的な環境下でも日常的に生じるケースが多く、モラハラが起きる人間関係が、夫婦間、恋人間、同僚間、上司と部下など、加害者と被害者とがごく親しい間柄の場合が多いため、「夫から妻へ」という形態が目立ちます。周囲にハラスメントの事実が伝わりにくい事情があります。
虐待が発見されたときには、被害者は疲れ果て、心に深い傷を残していることも少なくありません。
モラハラ夫の特徴
モラハラ夫の特徴 1. 言葉の暴力を使う
モラハラ最大の特徴は、言葉の暴力による虐待と心の支配。
冒頭でお伝えしましたが肉体的な暴力をふるうことはありませんが、妻の家事や育児のやり方
果ては妻の人間性にまでも否定やダメ出しをしてきます。
「家事も満足にできないのか」
「お前はダメなやつだ」
「役に立たないな」
毎日何かにつけて責め立てられ、否定やダメだしをされて、次第に精神的に参ってしまうのです。
モラハラ夫の特徴 2. 激しい束縛と嫉妬
激しい束縛と嫉妬深さもモラハラ夫の特徴のひとつ。
自分以外の男性と話すのを禁止したり、子供のような門限を設定して守らせる、理解できない理不尽なルールを作って妻を従わせようとします。
また、携帯の通話履歴やメールを勝手にチェックして、交友関係や行動のすべて把握しようとして
制限をかけてくるでしょう。
モラハラ夫の特徴 3. 何でも妻のせいにする
モラハラ夫は、常に自分が正しいと思い込んでいます。
例えば、夫のほうが浮気をしても「お前が俺を大事にしなかったからだ」と妻のせいにして自分の非は決して認めません。
自分には甘く、他者にとても厳しいのがモラハラ夫の特徴なのです。
モラハラ夫の特徴 4. 外と家の中とで態度が豹変する
家庭の中では傍若無人に暴言を吐き続け妻を苦しめるモラハラ夫ですが、会社の職場の人、友達からは「優しい人」「穏やかな」「理想のお父さん」と思われていることがほとんど。とても外面がいいのです。
そのために、妻が夫からモラハラの被害に遭っていることを周囲にはなかなか気付いてもらえません。
それどころか夫を知る誰かに相談しても「相手が怒るくらいだから、あなたにも悪いところがあるのでは」と言われてしまい、理解されるどころか責められてしまい心が追い詰められていきます…。
モラハラ夫の特徴 5. 妻をおとしめる嘘をつく
妻が体調が悪くて家事ができなかったときなど、「妻は家のことをまったくしない」「妻が食事を作らない」など、事実と違うことを周囲に吹聴しがちな点もモラハラ夫の特徴として目立ちます。
表では外面がいいので「いい人」というイメージをうまく作り上げているので、よくデキた素敵な旦那さんと怠け者でわがままな妻、そんなふうに周囲は認識されてしまうのです。
モラハラ夫の特徴 6. アメとムチをうまく使い分けてくる
モラハラ夫は常に不機嫌にモラハラ発言をしているわけではありません。
負の感情を爆発させて、しばらくした後で「さっきはごめんね、言い過ぎた。」など謝ったり、たまに甘い言葉、やさしい言葉ともに贈り物をくれることもあるでしょう。
このように時折、優しさを見せてくる、洗脳のようなことをしてきます。
妻は辛く苦しく感じていても「悪いのは自分だから」「夫は私のために叱ってくれている」などと思い込んでしまいます。
夫がモラハラになってしまった理由
わざと妻を悲しませて精神の安定を図る「歪んだ性格」になってしまった原因として、幼少期の頃の家庭環境が少なからず影響していると言われています。
たとえば夫の父親がモラハラ夫だった場合、母親が目の前で罵られたり、ひどい扱いを受けるのを日常的に見ていた結果、それが夫婦の当たり前の形として無意識に刷り込まれてしまったという可能性が高いです。
その他にもネグレクトや暴力。過干渉であれば妻にもわがままを言ったり、愛情不足だと過剰に妻に愛情を求める行動に出やすくなり、いずれにしても親とよい関係が築けなかったことが原因で妻への気遣いができないままモラハラをははたらいてしまう場合が多いようです。
モラハラ夫への5つの対処法
対処法 1. 夫に感謝、立てる
男性は女性より優位に立ちたいという気持ちを基本的に持っています。モラハラ夫はその傾向が非常に強く、どんな時も妻を下に見ないと気が済みません。
まずは日ごろの感謝をまめに伝えるようにすることで夫の自尊心、承認欲求を満たすこと
それから良いところをさりげなく褒める、夫の自慢話は口を挟まず最後まで聞く、歩く時は少し後ろを歩くなど、下手に出てみることでモラハラの度合は少なくなるかもしれません。
対処法 2.右から左へと聞き流す
モラハラは幸いなことに暴力を伴わないのが特徴。
モラハラ夫が何か批判的なことを言い出したら「いつものか~」とでも思って、正面からその言葉を受け取らず
別のことに意識を向けて「明日の献立は何にしようかな」とやり過ごしてみましょう。
実際、びくびくして顔色をうかがう、反論する、泣く、無視、そんな反応することは、モラハラの材料を提供しているようなもの嫌がらせが今よりも悪化するケースが多いのです。まともに取り合っていたらキリがありませんから。
夫から見て聞いているように見えて「無反応」が夫は攻撃する気がなくなるという報告を多く受けています。
対処法 3. モラハラを自覚させる
モラハラ夫は「自分がモラハラ行為をしている」「妻を傷つけている」という自覚がまったくなく思いやりの心に欠けています。
自分の威圧的な言動にどれほど妻が傷ついているのか理解していないので改善するどころが上限なくどんどんエスカレートしていきます。
これまで夫に言われたことや態度、自分がどんな風に感じているのかを夫に冷静に伝えてみましょう。
モラルハラスメントが始まってから間もなくであれば、自分の言動がいかに妻を傷つけていたのか気付き改善される可能性も少なからず望めるでしょう。
対処法 4. 信頼できる人・公的機関に相談
自分の親や友達に相談したいと思うかもしれませんが、お互いの親への相談は最終手段としたほうがよいでしょう。
モラハラ傾向が強い相手は、幼少期に親から受けた愛情をこじらせているケースも多いので、親を交えてしまうと「親の前で恥をかかされた」「親と一緒に攻撃してきた」という怒りや誤解を生む危険があります。
専門のカウンセラーに現状をどんなモラハラを受けているのか聞いてもらいましょう。
吐き出してしまえば気持ちが少しは楽になりますし、解決のヒントやアドバイスをもらえるかもしれません。
モラハラの被害を相談できる公的な機関もあります。
上記でモラハラの特徴ひとつとして挙げていた「周囲への理解されにくい」については
会話のメモや録音などの証拠を事前に揃えることでモラハラ被害を信じてもらえるようになります。
対処法 5. 離婚をする
上記のいくつかの対処法を試してみて、夫のモラハラが改善しない場合、離婚もひとつの選択肢だと思うことで心が軽くなります。
特にお子さんがいるならば、目の前でモラハラを受け続ける母親を見るのは悪影響を与えるため必要な選択かもしれません。
今は離婚したくない気持ちが大きいなら離婚は無理にしなくていいけれど
離婚するしないにかかわらず、離婚に向け少しずつ準備をしておくと「いつでも離婚できる」と思うと心に余裕ができて
モラハラを受けたとしても、受け流せるようになりますよ。
まとめ
モラハラ夫の特徴と5つの対処法をお伝えしました。夫の言動に思い当たるところはありましたか?
これはもしかして…と思うなら、対処法「感謝と立てる」から順番に試してみてください。
今後モラハラがあればメモしておいたり、可能であれば録音をするなどして証拠を残すことも大切です。
モラハラ被害にあっていると、自分に自信も持てなくなり夫婦関係、結婚生活に疲れて
自律神経が乱れて原因不明の病気やうつ病などになってしまう夫源病になっていきます。
夫から傷つく言葉をずっと言われ続けるのはとてつもない苦痛です。
言葉の暴力を受け続けてしまうとやがてストレスから心も体も疲弊しきって病気にまでなってしまいます。
ただ、相手からすれば、分かってほしくて強く言ったことを
妻はモラハラだと重く受け止めて心を病んでしまうケースなどがあります。
第三者に相談してみるとモラハラではないと気付き、受け止め方を変えることができ
夫婦関係がうまくいくようになった場合もあります。
私たちの潜在意識は夫の発言を過去の記憶から受け止め方を変えます。
この潜在意識にある受け止め方と変えることでモラハラ夫が大人しくなり穏やかに暮らせる毎日を迎えられることができます。
潜在意識の中で「モラハラ被害にあっている=自分は被害者」
この自分は被害者という認識がいつまでたってもモラハラが続いてしまう原因です。
被害者をやめることでモラハラ夫が優しくなり料理を作ってくれるようになった!
とのうれしいご報告もいただいています。
私のプログラムでは潜在意識にから被害者意識を手放せて
平和な家庭を取り戻すことができます。
あなたが前に進めるサポートをしています、お気軽にご相談ください。
離婚したい / メニュー
▶離婚したいTOP ▶結婚生活に疲れた ▶夫源病
▶相手が離婚に応じない ▶協議離婚の進め方 ▶モラハラの悩み
▶子供の成人後離婚したい ▶夫婦関係に疲れた ▶離婚したい理由