今は「亭主関白」と聞いても今時そんな人いるの?と思う方が多いのですがイメージとして、 “家庭の中で「自分が一番偉い」と思い込み、妻を従わせている”というのが亭主関白のイメージかと思います。
家事も育児も妻一人できちんとこなして、料理は手料理でレトルトは認めない、妻は文句を言わずに夫を立ててくれる。
そんな風に夫は自分も亭主関白でいることが良い夫、父親なのだと思い込んでいる場合があります。
夫の母親が完璧に家事育児をしていた、父親は厳しくて家事育児は何もしなかった、そんな夫が育った環境が影響している場合が多いです。
今は妻も働き、夫も家事や育児参加する家庭が多い中く、そして自分のことは自分でするのが当たり前の今の現代との感覚のズレているのですが気づいていない。
この夫婦のスタイルが当たり前なので、自分のせいで妻が一人で大変な思いをしていても、気付かないのです。
反論・喧嘩は逆効果
夫が亭主関白だと妻は毎日息苦しくなります。
特に共働きや子育て中であっても、夫はあれこれ要求してきたりきちんと家事をするように要求してきてしまいます。
「亭主関白」が正しいと思っている夫は、きちんと家事や育児ができていないことを間違っていることとして、注意してきます。「そこで私だって忙しいのよ!」と感情的に反論すると夫が逆上して悪化していきます。
まずは相手の意見を「そうだね」と受け入れてから、家事も育児も一緒にやっていきたいと伝えるんです。
今までうまく言い返せずに我慢の日々だったかもしれません、ですがその我慢が夫を亭主関白にしてしまった部分もあるので夫にどうしてほしいのか、どうなったらうれしいのか、ひとつづつ伝えていきましょう。
亭主関白ではなくDVやモラハラ
亭主関白であってもいざというときは頼れる存在だったり、子供が間違ったことをしたときは厳しく叱る、基本的には優しさがあるサザエさんのお父さんのような亭主関白ならそこまで問題はないのですが
人格を否定するような言葉の暴力があって精神的に度々傷つけられたり、肉体的にも暴力を受けて日常が恐怖で支配されている場合は、それは亭主関白ではなく、モラハラ、DVです。
毎日モラハラやDVを受け続けていると、感覚がマヒして、普通なら逃げ出すような事態なのに、ずっとそこから身動きができなくなってしまいます。そのままでは危険ですし、何より子供にも悪影響があります、どうにかしたいと悩んでいるなら、もう限界なんですよ、今が行動を起こすときです、私に相談してください。
【参考記事】
従わなければいけないから抜け出す
夫に従わないといけない、それはもしかしたら妻の育った環境に影響されている場合があります。
母親はフルタイムのパートに行き、家事育児もすべてやってきて、父親は仕事だけしている家庭で育てられた。
私もそんな家庭で育ったのでその通りにしなければいけないと思い込み、一人で苦しいときは
夫に助けてほしいと言えなかったし、母のように完璧でない自分を責めたり
夫に不満があってもなかなか言えずストレスをためて
結婚生活に疲れた…と思っていましたが自分自身で自分の首を絞めていました。
振り返ると夫は言えば手伝ってくれたり、買い物に付き合ってくれたり亭主関白ではなかったのに
私のストレスや思い込みで亭主関白だと思い込んでいたんです。
同じように自分の家庭が厳しかった場合その影響から、自分で夫婦関係を苦しくさせていることがよくあります。
自分ではなかなか気づけません。
夫婦関係がうまくいかない、そんなときは無意識に自分自身がうまくいかなくしていることがあります。
それは父親・母親との関係家庭環境が今に影響しています。
その原因を解消することによって夫婦関係は一気に改善したり
また、父親、母親との関係までも良くなっていきますよ。