相手と会話もなく、挨拶もしない、口も利かず、全く顔を合わせず、食事も別々というのが家庭内別居だと思っている方も多いです。

家庭内別居は様々です。

夫婦円満であれば夫婦は、朝起きたら、挨拶をして、一緒に朝食をして、夕飯は一緒にテーブルを囲んで会話をしたり、いっしょにテレビを見てくつろぎ同じ寝室で一緒に寝て。時々セックスをしたりする。休日は一緒に出かけて楽しく1日を過ごす。多くの方はそんな生活が夫婦円満だと思っています。

家庭内別居とは

一般的に、離婚するほど夫婦関係が悪化している状態で、しかし離婚はせず同居を続けていることをいいます。
話をしない、顔もあわせない、寝室が別、お互いのための家事をしない、一緒に食事をしないなどの状態を指すことが多いようです。
似ているのは「仮面夫婦」です。
仮面夫婦は、本当は夫婦間に愛情はないけれど、仲の良い夫婦を演じる関係であることをいいます。
家庭でも会話があったり、家事をしたりすることもあります、家庭内別居ほどに夫婦関係が悪化していない状態。

相手を認め、思いやる気持ちを大切に

夫婦関係の修復をしたいと望んでいるのであれば、いきなり距離を詰めようとしないこと。
今まで冷たい態度だったのに突然なれなれしく話しかけてきても怖いだけです。
まずは「おはよう」や「おかえりなさい」から言ってみませんか?

家庭内別居をしていると、会話もなく、家の中は暗い雰囲気になります。
そうなるとだんだん虚しさや、寂しさを感じて、別居したほうがまだいい!と思って別居してしまう方がいますが、離婚したくないのであれば別居はしないでください。
つらい気持ちを手放して家の雰囲気をあったかいものにしていきましょう、夫に「家に帰ると安心する」「家が心地いい」と思って貰うことで妻への信頼を少しづつ取り戻せます。

家庭内別居の状態から夫婦関係を修復したいのであれば、まずは自分の内面を整えることです。優しい気持ちで丁寧に生活を積み重ねましょう。それは夫にも伝わります。ゆっくり焦らないことです。