交際中は何ともなかったけれど、結婚後、配偶者がうつ病になるということも十分に考えられます。というより、うつ病の発症年齢や生活状況を考えると、若くて楽しい恋愛時代より、婚姻後、ある程度の年齢になったときに、家庭や子育て、仕事のストレスからうつ病を発症することの方が確率的には高いでしょう。
長年に渡る夫婦生活は、すべて円満な関係が維持できるというわけではなく、時には困難な問題が生じたり、苦難に直面することがあって当然です。
夫の浮気やモラハラなど直接ひびを入れる問題はもちろん、仕事上のトラブルから精神的に追い詰められることにより、うつ病になり夫婦関係がギクシャクして離婚に至ることも少なくありません。こうした夫婦間の苦難をどのように乗り越え、いざというときに助け合えるかどうかお伝えします。
1、うつの引き金は過度な不安やストレス
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。 また、うつ病になると、ものの見方や考え方が否定的になります。 はじめは症状を自覚する人は少なく、なんとなく不安やストレスで眠れなかったり、イライラしたりと感じることはあります。うつ病の引き金としては職場でのストレスのほか、夫婦関係による悩みや不安など、過度に不安やストレスを感じている状態が長期続くことによりうつ病になります。
2、夫婦間における数々の精神的プレッシャー
夫の浮気やモラハラ、すれ違いの数々に不安やストレスを積み重ねている場合もまた精神不安の要因でもありますので、問題を先送りせずに勇気を出して話し合うこと、もしくは夫婦間ですぐに相談しあえるような雰囲気を作っておくことが大切です。例えば夫の仕事がうまくいっていない、会社で何らかのトラブルがあったとしても、そのことを妻に話したり相談する夫は意外と少なく、一人で悩み精神的に追い詰められる男性は多いものです。その結果、うつ病を患って離婚に至るケースもありますので、普段と様子違ったり、おかしいな?を感じたら、精神状態を安定させるように相手の悩みを聞いたり、時にはそっとしておいたり、それでも症状が変わらないなら一緒に病院に付き添うなどして、相手の心に寄り添うこと。
3、夫婦どちらかうつ病になると
うつ病になる方は、夫婦関係の悩み、家事、仕事の悩みをまわりに相談できず、一人で考え悩むことで、どんどんその不安が大きくなり、心理状態が不安定になります。毎日の生活すらしんどくて、何もかもがしんどい、頭の中は常にできない自分を責めてばかりで、いきてることさえしんどくて、どうしたら以前の自分に戻れるのか考えても、戻れないのかもしれないと気持ちは絶望を繰り返すばかり、そんな中パートナーはうつ病の苦しさをわかってくれないと辛くて悲しくて、もう離婚したほうがいいと思って離婚に踏み切てしまう方もいます。
パートナーがうつ病になると、はじめはしばらく休めば治ると信じて優しく接して、無理をさせない、焦らせない、そう思い見守るのですが、パートナーが仕事を休職して、ずっと眠っているのかと思えば、食欲はあり食事をしっかり食べるし趣味を楽しむ、でも家事、育児には参加しない、医師からうつ病と診断され薬を飲んでいても、本当にうつ病なの?ただ怠けているだけじゃないの?そう思うのも無理ありません、しかもうつ病なので、文句を言いたいのをグッとこらえて優しくストレスを与えないようにしなければいけない、そんな状態が何年の続いてしまうと、やがて支えるほうも心身疲れてしまい、うつ病になったり離婚したいと思うようになってしまいます。
4、うつ病から抜け出すには
自分や相手がうつ病になってしまうと、どちらもつらい毎日です。
どちらがうつ病になったとしても誰も責めないこと、もちろん自分自身も責めないこと。
潜在意識の中に幼少期のトラウマ、ネガティブな出来事が引き金となっていることが多いので
その原因はなにかと突き止めて、受け入れ許し認めていくという方法が有効です。