亭主関白な夫とは?
簡単にいうと「夫が家庭で権力を握り威張っている状態」のことを意味します。世間のイメージでは寡黙で「飯」「風呂」と口数が少なくて頑固者。
家事育児は妻の仕事で、夫は口も手も出さないけど家族を養うためにお金を持って帰ってくるのが仕事それが、昭和の亭主関白です。
家事や育児をまったく手伝おうともしないけれど、口を出さず、経済的に不自由のない暮らしで専業主婦ををさせてくれているから文句はない、と家事に全力投球していた昭和の妻は言いますが
でも今の時代は当時と暮らしも変わりました。
共働きになったり、核家族になって妻は頼る人が夫しかいない。
そんな時に子供をお願いしたり、家事のひとつをお願いしてもできないと言われると妻は困ります。
多少のことなら我慢できても、それが積み重なると、もうこの人を頼りにできない、分かり合えない
そんな気持ちが夫婦関係を苦しくさせていきます。
そして妻になったら夫に従う、そんなイメージから
自分から夫を亭主関白に育てている場合があります。
女性は出産、育児があるので働きに出れず夫が稼いできてくれて、それで生活をしている場合は
いつも夫の意見を優先して、家事、育児もあまり頼らないようにしてしまいがち
すると夫は家事も育児も妻が好きでやっている、手伝わなくていいんだと思い込み
そして思いついたときに育児のことや家事のことを指摘する。
そうなると妻は不満をためるようになり
夫は何もしないのにあれこれ言ってくる「亭主関白だ!」と言う方がいますが
それはコミュニケーション不足から来ているものがほとんどなんです。
妻という立場だから、すべて従わなきゃいけないこともないし、家事育児も困っているなら
夫にもっと相談していいんです。
自分の中でそんなことを夫に言ったら不機嫌になる、怒られる、そんな恐怖心がコミュニケーションを
うまくできなくして、夫を「亭主関白」だと、何を言っても気入れてもらえない
そんな風に思い込んで、みずから苦しんでいる場合が多いので
一度カウンセリングで恐怖心やコミュニケーションがうまくいかない原因を
解消していくことで、亭主関白の問題が解消していきますよ。