夫婦不仲に多い性格の不一致。
結婚後、しばらくすると感じることが多くなる「性格の不一致」
そもそも違う環境で育ち、性格の異なる男女が、ひとつ屋根の下で暮らす訳で
恋人気分でいたころと状況が変わり相手の今までとの違う部分が見えてくるのは当然で、それが自分の許容できる範囲を越えてしまうと夫婦関係が悪化して、将来、離婚という結末を迎えてしまいます。
しかし、許容できる範囲を越えても、それを上回るほどの優しい部分や、気遣いがあれば、その嫌な部分の大半はカバーできるものですし、仮に長年連れ添った夫婦であるほど「情」もありますので、そう簡単に性格の不一致だけで離婚に至るというケースは多くないかもしれません。では、離婚に至るまでの「性格の不一致」とは、どのようなケースなのでしょうか?
1 一緒に暮らすという認識不足
別々の人生を送ってきた2人が、結婚をして共に生活をするようになる。
毎日顔を合わせ手暮らしていると生活感の違いに違和感があったり、考え方の違いにとまどうのは当然でてきます。
例えば、掃除の頻度、料理の味付け、バスタオルは毎日洗うのか、こまかい生活習慣の違いや、育った環境の違いからだったりするもので「性格が合わない」と言い切れません。
夫婦間に子供が生まれ子育てに対する考え方に違いがあるのも当然です。
結婚をして一緒に生活する時間が増えることで、これまで恋人時代には感じなかった不満や性格の違いを知り、それらは次第に嫌悪感がエスカレートする傾向にありますが、全てが「性格が一致」する人はこの世界に誰一人としていないのです。
相手から見ても「非常識じゃないか」と思われている部分が自分にもあるかもしれないし
お互いの違いを認め、すり合わせていくのか結婚になります。
2「性格の不一致」は離婚の原因になる?
「性格の不一致」は一番の離婚理由の1つではありますが、互いに決定的な理由がないとそれだけで離婚成立にはなりにくいのも事実です。性格が合わないから意見が食い違ってケンカが多くなります。
しかし不満や問題を言い合うことでスッキリできる性格の夫婦なら性格が合わなくても良いですが
どちらかが我慢して言いたいことを抱え込んでしまう性格の場合だと、夫婦関係にストレスを感じ、やがて離婚まで至ることもあります。その反面、性格の不一致は夫婦関係に良い効果があるという人もいて、それは自分にはない考え方を相手が持っていることで、自分の固定観念から解放されると捉えることができ違いを楽しめること。
性格は変わります、同じ生活の中でコミュニケーションを繰り返して長い年月を一緒に過ごす間に形成されるといいます。
そのため、夫婦関係がスタートして間もない新婚の夫婦と、結婚数十年の夫婦とでは「性格の不一致」の捉え方も変わります、つまり器が広くなり、柔軟性を身に着いたということにもなります。
3夫婦関係にある「共通」「共感」を見つける
性格の不一致で離婚を考えている夫婦は、2人で一緒に新しいことを始めてみると良いですよ。
2人の共通点や共感できることを意見を出し合い探して、週末に一緒に買い物に出かけたり、ドライブやレストランに行く計画するのも楽しめます。少し譲り合う気持ちを持ってみることが大切で、せっかくドライブに行っても、ドライブ先で喧嘩するようだと意味がありません。
「性格」という言葉であきらめてしまう面もありますが、意外とちゃんと話せば直るものも多いのです、我慢し続けるのではなく思い切って話し合うことも重要です。
人の性格は十人十色、それを認める広い心と柔軟性を持つと、多少の性格の不一致なら、逆に楽しめるのではないでしょうか。
そうは言っても相手の性格のこんなところが許せない、認めたくない。
どうせ言っても無理!変わることなんてない!
そう思ってしまうのは、潜在意識に幼少期の親との関係、過去のトラウマ、ネガティブな感情から
マイナス思考になり、自分自身を苦しめています。
自分自身の許せない部分までも受け入れることができると
夫婦関係が楽に円満になっていきますよ。