産後の女性は心も体も変化し母親になります。
しかし男性は何の変化もなく女性に対する産後のホルモンバランスの変化を知らず夫婦関係がぎくしゃくしはじめてしまうことがあります。
1、産後はセックスしたくない
夫婦関係が上手くいかなくなる要因は様々ですが、お悩み相談として非常に多いケースとして「産後におけるセックスに対する考えのズレ」
初めての出産育児はホルモンバランスが乱れて、赤ちゃんのお世話で疲労がたまり、夜泣きに対応しないといけないので不眠、そして精神的に不安定になるのでクタクタに疲れているので性欲が後退して拒絶気味になる傾向にあります。
一方の男性側は、そうした女性のホルモンバランスの変化に対する理解度が低く、妊娠前の頻度でセックスを再開しようとするのですが、女性側に拒絶されることで夫婦関係がギクシャクしてセックスレスになることも珍しくありません。
2、産後の女性は余裕がまったくない!
女性はほおっておいたら消えてしまう、大切な命を守るために必死なんです。
心身ともにボロボロで家事も育児もしていたらセックスなんて楽しめませんし、家事も育児も全くしないのにセックスに誘われたら、怒ってしまうのも無理ありません。ですが夫に「無理!」「したくない!」このような否定の言葉を繰り返すだけでは早々に夫婦関係は冷めてしまいます。男性はセックスを断られると深く傷ついてもう二度と誘わないようにしようと思ってしまいます。そうなると二人目が欲しいのにセックスレスで困ることになります。
まずは今の自分の体がどれほどしんどいのか、産後の女性の体のメカニズム、産後の女性はセックスしたい気持ちになれないと言う事、きちんと説明しないと、夫は嫌われたと勘違いされたままになります。
3、セックスの上手な断り方
女性側から一方的にセックスを拒否してしまうと、夫婦間の不仲はもちろん、傷付いたは夫は気持ちが離れてしまうこともあります。セックスに応じない自分を責めないで大丈夫。心身ともにつらい状態でセックスを誘われたら断るしかありません。夫を傷つけないように断るには「セックスできないのは一時的」「相手のことを嫌いになったわけではない」ということをきちんと伝えましょう。
産後のセックスは他人に相談しにくい問題です。
しかし、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうと、精神的に落ち込んでしまったり、夫婦関係に亀裂が入ることもあります。一人で悩んでいるなら女性カウンセラーとの相談がおすすめです。