私は夫源病もカウンセリングしています。
夫源病は夫と一緒にいることがストレスで心身に不調が現れてしまい

やがて、耐えきれなくなった妻から夫に「離婚したい」と言うケースがあります。

そうなると夫からすれば今までうまく夫婦関係を続けていたのにどうして!!とパニックになられます。
うまく続いていたと思っているのは妻が長年我慢していたから。

突然離婚したいと言い出す妻は真面目で文句を言わない

夫からすればいい妻だし、子供にとってもいい母であることが多いのですが
その分妻はストレスをためていたりすることが多いです。

夫はそのストレスに気付かずに、妻の優しさや、家事育児を当たり前にしてくれていると思い込み
感謝の言葉もなく、家事も育児も妻にまかせてばかり、相手の気持ちに立とうとしない

そんなことが何年も続くと妻自身も気付かないうちにストレスから自律神経が乱れ
気持ちも落ち込んだりいらいらしがちになり、やがて夫と一緒にいることが苦痛だと感じ始め

夫が一緒にいると頭痛、めまい、動悸などの不調に悩まされたり
精神的に一緒にいることが嫌になって、だんだんと夫に対して嫌悪感が大きくなります。

そして、とうとう耐えきれなくなった妻は離婚してほしいと夫に言うのです。

この時に夫は訳が分からなくなって、一人で突然離婚を言い出す妻の理由を知ろうとしたときに
夫源病というキーワードを見つけます。

そしてこのカウンセリングを見つけて
「夫源病の妻をカウンセリングしてほしい」「離婚したくなくて困っています」

とご相談を受けるのですが、まず「妻を治してほしい」と言う前に、
自分の今までの行動を振り返るときです。

離婚したいと言われると、なかなか自分の非を認めたくないし、自分が悪いと思いたくないものです。
しかしそれだと、なにも進みません。

妻本人が「夫源病を克服したい」「夫婦関係を良くしたい」
そう思わないと無理やりカウンセリングをしても逆効果です。

まずは自分の言動が妻から見てどうだったか。

感謝の気持ちを言葉で伝えていたのか
家事育児をほとんどをまかせきりにしていたのか
休日は家で寝てばかりで何もしなかったのか
喧嘩の時は怒鳴っていなかったか

など、振り返ってみてください
そして妻から何が嫌だったのか聞けたのなら

改善できることなら改善すること。

いつも家事に対してガミガミうるさいのが嫌だったと言われたら、もう言わない。

いつも家事、育児何も参加しないゲームばかりで嫌だったと言われたら
ゲームはしない、家事育児に参加していく。

これは言われてやりはじめて、面倒だなと思うでしょう
でも妻はずーっとこの面倒をやってきたし、不満を我慢してきたのです。

しばらく1か月ほどやってみて、もういいだろう許してくれたかなと、いつもの調子に戻ると
妻はもう何を言ってもダメだとあきらめて、ますます離婚したいと思います。

修復途中は妻は優しくないし、仕事で疲れているのに何でこんなに頑張らなきゃいけないの?
そんな不満もでてくるかもしれません。

妻が離婚したいと言い出すのは本当に離婚する意思が固まっています。
ちょっとやそっとのことではやり直そうと思いません。

ですが、毎日行動を改善して努力し続けていると
妻の決意も和らいでいきます、一度は愛した夫ですからね。

努力するのが面倒、疲れると思うのなら乗り越えることはできません
だけど乗り越えることができれば、もう一度笑いあえる家庭を取り戻せますよ。