まわりにこうするべき!と思ってませんか?

何か子供に対してイライラする気持ちが湧いてきた時 

「こんな公共の場では親がちゃんとすべきなのに」

「子供は親の言うことを聞くべきとすべき」

 

 

という言葉が出てくることがありませんか?

 

怒りは自分の思い通りにならないときに生まれる感情です。

 

 

「○○○すべき」という感情はこうであってほしいなという思いを言葉にしたものです。

このべきにはそれぞれが大事にしている価値観が現 れています。

 

 

「バスや電車の中では静かにするべき」

「小学生になったら読み書き計算は当然できるべき」

「お母さんの言うことはきちんと聞くべき」        

               

 
 

私の父は

 
 

「毎朝新聞紙をきちんと端から端まで読むべき」

 

「休みの日は運動をすべき」

 

「ゆで卵は半熟にすべき」  

 
 

このような考えを持った父親の娘である私もそうかというと

 

その反対で新聞よりテレビのニュースでいいと思うし

 

休みの日はのんびりしたい、ゆで卵はその時の気分で固くしたりする。  

 

親子でも違いはあって当たり前で

 
 

このべきに不正解はありません。

 

 

 

 

どんなべきを信じるかは人それぞれ自由です。  

ただ気をつけたいのは自分の意見は絶対に正しいのだと思い込んでしまうことです。

 

自分が正しいと決めつけてしまうと 

 

その価値観をつい人にも押し付けてしまいたくなるのです。  

 

 

「10分前には待ち合わせ場所に到着しているべき」という人と

 
 

「3分ぐらい遅れても許されるべき」という人がいた時

お互いが自分の「べき」にこだわりすぎているといさかいがおこってしまいますね。

 
 

特に自分の子供に対しては

 
 

「親である私の方が正しい」 

「親は子供をしつけるべきなんだから」

という気持ちが湧いてくることが多く

私は間違っていない私は正しいという気持ちが強くなってしまうところがあります。

 

 

困ってしまうのは

すべきと思うことが多いと子供がその期待に沿った行動をしていない時に

イライラしてしまうことも増えてしまうということです。

 

 

「朝は言われなくてもちゃんと起きるべき」

 
 

「朝ごはんはしっかり食べるべき」

 
 

「宿題は自分から進んでやるべき」

 
 

「テレビゲームやテレビは時間を守ってやるべき」

 
 

「脱いだものは広げて洗濯かごに入れるべき」

 
 

「夜早く寝るべき」

 

 
 

など多くを望むほどイライラの数もどんどん増えてしまいます。

 

 
 

私自身にも経験があります特に朝の忙しい時間に子供にもたもたされると 

 
 

「朝は自分一人でも起きれるようになってよ!ほら朝ごはん食べて!着替えて!準備はもうできた!トイレは大丈夫!?出発するよ!毎日同じこと言わせないでよ!」 

 
 

と、あまりにも一度にいろいろなことを言い過ぎて子供がフリーズしてしまうことがよくあります 。

 

 

私たちが「こうするべき!」と考えていても  

子供は「こうするべき!」とは思ってもいません。   

 
 

むしろ怒らずに伝えた方が子供にもわかってもらえます。  

「母親はこうあるべき」と思い込みを持ってある人が多い

 
 

たくさんのお母さんの話を聞いていると  

 
 

「母親としてしっかり子育てをすべき」と  

自分に対して「○○すべき」と思ってる人が多いです。

 
 

私自身も子育て中は「○○しなげれば」とひとりがんばっていました。

 

 

それはテレビや雑誌、インターネットなどで
理想の母親像を見ては

・食事は手作りであるべき

・子供がいても家事はきちんとするべき

・子供と一緒に楽しく過ごすべき

・子供に優しく接するべき

 
 

などたくさんのべきに自分とらわれてしまいます。 

 
 

だけど毎日の育児、家事に追われると 

 
 

・ご飯も作るのめんどう、作りたくない

・掃除機までかけなくてもいいかな

・子どもとずっと一緒にいるのイライラする 

・子どもに怒りたくないのに怒ってしまう 

・そのイライラを夫にぶつけてしまう 

・親に子どものこと色々言われて傷つく 

 
 

など余計にストレスを感じてしまうのではないでしょうか? 

 
 

こんなべきに自分で勝手に縛られて 

 
 

子供に対しても「どうして思い通りにならないの!?」と怒ったり

 
 

「私って全然ダメな母親かもしれない」と落ち込んだりして、 

お互いに疲れてしまいますよね。

 
 

 

 

 

 

子育ては思い通りにいかないことの方が多いですし 

パートナーや、子供に対する「べき」は本当にゆずれないものだけにした方がいいかもしれません。

 
 

がんばり屋でまじめなあなたは
自分に対しての「べき」をと払った方がいいと思います。

 
 

「できなくてもいいや」「やらなくてもいいや」ぐらいの気持ちでいる方が、あなたも、子供やパートナーも気持ちが楽になります。 

 
 

私も、息子が幼稚園に通っていたとき 

みんなのお弁当よりかわいいのを作るべきっと思ってがんばってましたが

 
 

ある時寝坊してしまいコンビニのサンドイッチと唐揚げを持たせて 

罪悪感を感じながらも送り出したところ 

 
 

意外にも息子は大喜び! 

その姿を見てこんな日があってもいいんだなと感じられたことを思い出しました。

 

 
 

あなたが思うより「全部を完璧に」とはまわりも求めていないかもしれません。

 
 

 

 

怒りの原因は自分の正しいという思い込み 

 
 

「こうするべき」と思うこと多くてつらいと気付いたら 

 
 

思いきって「こうするべき」を少なくしてしまった方がいいと思います。